2005年02月10日

モーターサイクル・ダイヤリーズ

昨日、「モーターサイクル・ダイヤリーズ」という映画をみた。
 
若き日のチェ・ゲバラが数ヶ月かけて南米大陸をバイクで旅行した
実話にもとづいて創られた映画。
旅をしていく中で、ゲバラは先住民やハンセン病の人々など
「社会的弱者」と多く出会い、そして変わっていく・・・というストーリー。
けっして政治的な映画ではなくて、良質のロードムービー。
 
ゲバラがスーパーヒーローでカリスマがあって、、、
という描かれ方はしていない。
むしろ喘息があって嘘が下手な「普通の青年」として描いていたところに
私は好感をもった。
青年が旅を通して様々なことを経験し、感じ、以前とは
変わっていくという、ごくごく普通の?成長物語なのだ。
 
ゲバラがそこから理想とする社会を実現しようと奔走していくんだな、、、
という「予感」は提示されるけれど、それだけ。
資本主義の不条理さや特定の政権を糾弾するわけでも、
キューバを応援するわけでもない。
だから、見る人によっては「やわい」かもしれない。
 
それでいいじゃないか、と思う。
本や他人からもたらされた情報じゃない、自らの目で見て、
肌で感じたことが、一人の青年を大きく動かした。
それを観客に「言う」のではなく「感じさせる」ことに
成功しているだけで、この映画は良いのだと思う。
 
 
映画をみていて思い出したのが、自分が高校のときのこと。
マザーテレサの弟子という牧師の話を聞く機会があったのだけど
その方が仰っていた。
曰く、マザーテレサが特別なんじゃない。自分はできない、
と否定しないで、まず行動すること。
誰もが小さなマザーテレサであり、誰もがそうなれるのだ、と。
 
ゲバラが成し遂げたことは(良いか悪いかはべつとして)
多くの人へ影響を与えたけど、そんな彼とて「普通の青年・人間」だったんだなぁ、と思うと
なかなか感慨深かった。
 
おまけ:主演のガエル・ガルシア・ベルナル。ずっと見ていたくなる美しさでした★
 
その後、ゲバラが歩んだ道については詳しくないので、これから本でも読みたいな、と思う。
posted by め at 16:42| パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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